2013年9月8日日曜日

2013年: ゴールドコースト マルチカルチュラル フェステイバル

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 日本食料品店にあった「Multicultural Festival 2013」ポスターが貼ってあった。
 早速行ってみる。
 会場はいつものように市役所の前の広場。


 確か昨年は「タコ焼き」を目当てにいったがなかった。
 そして「焼きそば」になった。
 今年は端から「たこ焼き」はないものとして、焼きそばでも食べようと思っていたのだが、今年はこれもなくなった。
 あったのは、鶏の唐揚げ、シュウマイ、sushiの3品のみである。
 だんだん模擬店が面白くなくなってくる。


 和服のお嬢さんをパチリ。

 ステージではいろいろやっていたが、セルビアのフォークダンスを撮ってみた。



 プログラムを見ていたら、ショーケース・ステージで10時半から「Citizenship Ceremony」をやるとある。
 オーストラリア市民権を取得するための認証式である。
 このセレモニーに出て「宣誓」をすることによって、正式にオーストラリア国籍を有する市民になることができる。
 実をいうと息子が先日、市民権取得の試験を受けて合格して、今月の半ばに行われる認証式に参加することになっていた。
 その認証式の一部が先駆けて今日のマルチカルチュラル・フェステイバルで行われたものと思われる。
 だが、息子本人は9月の認証式には出席できない。
 というのは、日本国籍でのワーキングホリデー・ビザでドイツに行ってしまっているからである。
 そこで、参加する認証式を来年4月に延ばしてもらっている。
 このときは、ワーキングホリデー中ではあるがヨーロッパから一時帰国して出席する予定でいると言う。
 というのは認証式に出ないと市民権取得ができないからである。
 市民としての「宣誓」がなされないためである。
 よって来年のこの認証式に出ないことになると、市民権取得権利は放棄されたことになり再度試験を受け直すことになる。
 といっても簡単な試験らしい。
 センターリンクという社会福祉局にいってパソコンの前に座り、デイスプレイに表示させられる20問ほどの択一式問題の正解番号をキーボード入力すればスグに合格結果が出る仕組みである。
 おそらく100点満点だろうとのことであるから、さほどにやさしい問題らしい。
 でも友達には、やさしいやさしいという刷り込みがあったせいか、何の勉強もせずに出かけていって結果2回続けて落ちたという人もいるとのことである。
 面倒なのは試験ではなく、試験を受けるための書類を集めることである。
 何しろ、日本の警察から無犯罪証明書まで取り寄せなければならないので、時間がかかるのである。

 認証式には各人4名までの参加者が認められるとのことで、私と家人、そして2名の友人が申し出ている。
 親類縁者の中には外国籍を取得したものはいないのでいったいどんな式なのか興味深々なのである。
 参加者はできれば正装をされて来られたし、という。
 そこでである。
 何しろ仕事をやめて長くなるし、普段はジーンズにポロシャツでまともな格好をしたことがない。
 正装と言われてこれはマズイ思い、この間日本に行ったとき、さっそく「洋服の青山」とかいうところでYシャツを含めて一式そろえた。
 ついでに小田急デパートで革靴を調達して揚々として帰ってきたのである。
 そんなことで、このセレモニーに興味が俄然とわいたわけである。
  
 後ろの席にちょこんと座ってつぶさに観察させてもらったのだが。
 このセレモニーでは二十人少々の人が認証したのだが、なんともまあ、あっさりしたもの。
 まず、一斉に立って宣誓文を読み上げる。
 そして次々呼ばれて認証書類をもらう。
 それだけ。
 ひとり一人宣誓するわけではない。

 
 
 さて問題は服装なのだが。
 市民権を取得する本人からして相当にカジュアル。
 半ズボンにスニーカー。
 女性のなかにはゴム草履というのもある。
 まともにスーツを着てネクタイをしていたのはたった一人。
 この写真の家族のお父さんのみである。
 そんなわけだからもちろん周囲の人にスーツ姿はない。
 この方だけがなんとなく浮いていた感じであった。
 
 さて、来年4月はどうする。
 もちろん新調したスーツにネクタイをしめ、おろしたての革靴を履いて参加するつもりである。
 せっかく用意したのだし。
 それになにしろ、楽しみなのだから。



★:後日送られてきた認証式案内





【 うすっぺらな遺伝子 


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