2013年1月20日日曜日

川内優輝 パスポート忘れて招待機に乗れず「やばいです…」:それでも優勝




●大会新記録で優勝し、日の丸を広げて喜ぶ川内優輝(18日、エジプト・ルクソール)=エジプト国際マラソン大会事務局提供・共同


スポニチ 2013年1月17日 06:36
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2013/01/17/kiji/K20130117004997650.html

川内優輝 パスポート忘れて招待機乗れず 80万円自腹で航空券購入

 まさかのドタバタ劇だ。
 男子マラソンの川内優輝(25=埼玉県庁)が16日、エジプト国際マラソン(18日)出場のため成田空港から出発したが、大失態を演じた。
 空港にパスポートを持ってくるのを忘れ、予定していた午後8時50分発のエジプト航空機に搭乗できず、急きょ10時30分発のカタール航空に便を変更。
 顔面蒼白(そうはく)のまま、機上の人となった。

 絶対に忘れてはならないものを忘れていた。
 6時50分、成田空港に姿を見せた川内の表情は、レース終盤よりも険しかった。
 「やばいです…」。
 パスポートを持っていないことに気づいたのは、成田到着後。
 大慌てで母・美加さんに連絡し、埼玉県の自宅から持ってきてもらうよう頼んだが、美加さんの乗った電車が遅れる不運も重なった。

 予定のフライトは8時50分発のエジプト航空。カイロで乗り継いでルクソールに到着するはずだった。
 モスクワ世界選手権の代表選考会をかねる別府大分毎日マラソンへ(2月3日)の試走となるエジプト国際マラソンには招待選手扱い。
 航空券代は主催者払いだったものの、パスポートが間に合わずエジプト航空はアウト。
 急きょ10時30分発のカタール航空便で、ドーハ経由でのルクソール行きを決断した。

 正規料金で往復チケットを購入せざるを得ず、3カ月分の給与に相当する約80万円の出費。
 「やむを得ないです。全て自分が悪いので」
と声を絞り出した。



日本経済新聞 2013/1/18 20:05
http://www.nikkei.com/article/DGXNSSXKF0756_Y3A110C1000000/

公務員ランナー川内が優勝 エジプト国際マラソン

 公務員ランナーの川内優輝(埼玉県庁)が18日、エジプトのルクソールで行われたエジプト国際マラソンに出場し、大会事務局によると
 「2時間12分24秒」の大会新記録で優勝した。
 序盤から独走態勢を築いてゴールし
 「第20回大会で僕も20回目のマラソン。運命的なものを感じる」
と満足げに語った。

 日本から出国する際にはパスポートを自宅に忘れて予定した便に間に合わず、自腹を切って航空券を購入する事態に見舞われたが
 「自分のミスでパニックになり、反省している。
 何とか気持ちを切り替えようと思った」
と力走を振り返った。

 川内は8月の世界選手権(モスクワ)代表を目指し、2月に別府大分毎日マラソン、3月にびわ湖毎日マラソンの出場を予定している。〔共同〕



J_CASTニュース
http://www.j-cast.com/2013/01/19161920.html

公務員ランナー川内優輝、エジプト国際マラソン大会で優勝

   公務員ランナーの川内優輝(25)は2013年1月18日、エジプト・ルクソールで行われたエジプト国際マラソンに出場、2時間12分24秒の大会新記録で優勝した。

   川内は招待選手として旅費負担を免除されていたが、出国時にパスポートを忘れたため、予定の便に乗れなかった。
 予定のエジプト航空からカタール航空の便に変更し、約80万円の航空券を自腹で購入するハプニングに見舞われた。
 その後、エジプト大使館の好意により、予定の便の復路分約25万円が払い戻されるという。


 なにしろ「川内クン」というと、地元日本人にとって昨年のゴールドコースト・マラソンにやってきた久しぶりの男子マラソンの希望の星。
 このときはエチオピアとケニヤのアフリカ勢力に上位を独占され、表彰台にのれなかった。
 今年こそわと地元人は期待しているのだが。
 そのせいか、ついつい川内クンのことは気になっている。
 そんななかでの、パスポート忘れのハプニング。
 でも、エライヨ。
 やめずに出発したのだから。
 そして優勝してしまった。
 このタイムなら、お隣もどきになるエチオピアやケニヤの選手が優勝していてもいいはずなのだが。
 なぜ彼らは参加しなかったのだろう。
 ほぼ地元なのに。

 8月の世界選手権ということであるが、川内はチームに所属しないため本番試合を練習台にしているという。
 ならば7月初めのゴールドコーストには世界選手権の参加資格があるないにかかわらずやってくるだろうと思う。
 この時期、本番のマラソンレースはここしかやっていないはずだから。
 期待して待っていよう。


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 その後
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毎日新聞 2013年02月03日 14時13分(最終更新 02月03日 19時14分)
http://mainichi.jp/sports/news/20130203k0000e050135000c.html

別府大分毎日マラソン:川内、大会新で初V…2位は中本


●大会新記録でフィニッシュする川内優輝=大分市で2013年2月3日午後2時8分、三村政司撮影

 8月の世界選手権(モスクワ)の代表選考会を兼ねた第62回別府大分毎日マラソン(毎日新聞社など主催、日本陸上競技連盟など後援、ピー・シー・エー、アートネイチャー特別協賛)が3日、大分市の「うみたまご」前をスタートし、別府市を経由して大分市営陸上競技場でフィニッシュする42.195キロで行われ、残り1.6キロ付近で前に出た川内優輝(25)=埼玉県庁=が2時間8分15秒の大会新記録で初優勝した。

 これまでの大会最高記録は第45回(96年)にゲート・タイスが出した2時間8分30秒。
 日本人選手の優勝は第57回(08年)の足立知弥(旭化成)以来、5年ぶり。

 28キロ手前から川内とマッチレースを展開した中本健太郎(30)=安川電機=は自己記録を更新し、20秒差の2位に入った。
 2時間8分台前半の好記録で優勝した川内が世界選手権代表の最有力候補となり、昨年のロンドン五輪6位の実績を持つ中本も代表入りに前進した。



スポニチ [ 2013年2月3日 15:05 ]
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2013/02/03/kiji/K20130203005118900.html?feature=related

これが独自の“調整法” 川内 半月でマラソン2大会連続新記録

 第62回別府大分毎日マラソンを制した、最強の市民ランナー・川内優輝(25=埼玉県庁)。
 先月18日にはエジプトのルクソールで行われたエジプト国際マラソンに出場し、2時間12分24秒の大会新記録で優勝したばかり。
 今年に入って、わずか約半月で連続大会新記録となった。

 エジプトでは序盤から独走態勢を築いてゴールし「第20回大会で僕も20回目のマラソン。
 運命的なものを感じる」と満足げだったが、今回は打って変わって終盤でのデッドヒートを制した。

 1月27日には埼玉県内で行われた第11回奥むさし駅伝に出場し、わずか4・679キロながら走り、これも13分0秒で走り区間新記録をマーク。
 通常ではあり得ない、大会出場ペースだが、独自の“調整法”で結果を出し続けている。


 8月の世界選手権出場となると7月初めのゴールドコーストはちょうどいい練習レースになるので、出場するかもしれない。

 さて、これで終わらないの別大マラソン。
 というのは、もし川内がゴールドコースト・マラソンに参加するなら、それを迎え撃つランナーがいるのである。
 ゴールドコースター、つまり地元のランナーである「マイケル・シェリー」である。
 ロンドンオリンピック16位のランナーなのだが、この別大マラソンに参加しているのである。
 ちなみに、マイケルは現在オーストラリアのトップランナーである。


●本番に向け健闘を誓い合う(左から)アダム・ドラチンスキ、川内優輝、セルオド・バトオチル、中本健太郎、アブデルクリム・ブーブケル、佐藤智之、マイケル・シェリー、石田和也、テウェルデ・エスティファノス=2日、大分市のレンブラントホテル大分

 結果は下記のとおり。
『 
 別大マラソン結果(トップ10公式記録)
 Sun, February 03, 2013
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テーマ:陸上界情報
1位 2:08:15 川内優輝(埼玉県庁)
2位 2:08:35 中本健太郎(安川電機)
3位 2:12:13 東野賢治(旭化成)
4位 2:12:51 大塚良軌(愛知製鋼)
5位 2:13:07 石田将教(佐川急便)
6位 2:13:12 マイケル・シェリー(オーストラリア)
7位 2:13:19 千葉 優(Honda)
8位 2:14:36 橋本直也(中電工)
9位 2:14:44 酒井将規(九電工)
10位 2:16:05 佐藤智之(旭化成)
 6位に入賞している。
 川内との差は5分であるが、ゴールドコーストはマイケルにとっては地元である。
 相当な意気込みはあるはずである。


● マイケル・シェリー(オーストラリア)

 この2人が7月にぶつかるということになると、ゴールドコーストマラソンは面白くなるのだが。

 別大マラソンを走って1カ月半、次はソウルマラソン。
 まったくよく走るよ!川内は。

2013/03/17 11:41   【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201303/CN2013031701001268.html

マラソン、川内が自己最高で4位 ソウル国際

 
●自己記録を1秒更新する2時間8分14秒の4位でゴールする川内優輝=ソウル(共同)

 【ソウル共同】ソウル国際マラソンは17日、ソウルで行われ、男子の川内優輝(埼玉県庁)は自己記録を1秒更新する2時間8分14秒で4位に入った。

 2月の別府大分毎日マラソンを2時間8分15秒で制した公務員ランナー。
 この日は晴天の好条件で
 「(2時間)7分台を狙えるレースだった。非常にもったいない」
と悔しがった。


 面白い記事があった。

日刊ゲンダイ 2013年3月18日 掲載
http://gendai.net/articles/view/sports/141512

実業団選手がアタマを抱える公務員ランナー 川内優輝の「暴走」
ダレかアイツを止めてくれ!

■<ソウル国際マラソン>

 迷惑な選手だろう。
 公務員ランナーの川内優輝(26=埼玉県庁)は、17日のソウル国際マラソンに出場。
 自己ベストを1秒更新しての2時間8分14秒の4位に、
 「7分台を狙えるレースだった。非常にもったいない」
と悔しがった。

 そんな川内の言動に顔をしかめているのがライバルたちだ。

 通常、マラソン選手はレース間隔を3カ月以上はあけるものだが、この川内が前回走ったのは6週間前の別府大分毎日。
 1月には1泊4日の弾丸ツアーでエジプト国際を走り、帰国翌日に埼玉県駅伝に参加。
 エジプト出発5日前にはハーフマラソンで優勝。
 12月は福岡国際と防府の2レースに出ている。

 川内の常識破りの走りによって、実業団選手の甘さが露呈。
 しかも、
 「駅伝中心でマラソンがおまけの選手には負けたくない」
とケンカまで売られても勝てないのが現状なのだ。

■<「お金はもらえない」>

 そんな「怪物」は17日の一部スポーツ紙で、日本スポーツ振興センター(JSC)からの個人助成金(90万円)を返納していた事実が報じられた。
 さらに、強化費がもらえる指定選手に認定されても、断るとも述べている。

 この強化費はランクが2つに分かれており、新年度から実施される。
 最高の「ゴールド」認定なら年間1000万円が支給される。
 現在ゴールド認定されているのは、ロンドン五輪男子ハンマー投げ銅メダルの室伏広治1人。
 「シルバー」の選手は年500万円を手に出来る。

 すでに、2月の東京マラソンで2時間8分(4位)の前田和浩や名古屋ウィメンズで優勝した木崎良子、3位の野口みずきらはシルバー認定されている。

 ある陸上関係者が言う。
 「これまでは最高350万円だった強化費が1000万円に上がったのは大きい。
 500万円でも、最新の練習器具や体のケアにもふんだんにお金が使える。
 でも、川内のように『お金はいりません』といって、結果を出されたら、マラソン選手には強化費は必要ないということになってしまう。
 彼はいつもひと言多い。
 今は駅伝が主流で有望なマラソン選手が少ない。
 川内が目立つほど、ますますマラソンをやる人がいなくなる」

 マラソン界の嫌われ者だというのだが、
 悔しかったら実力で黙らせてみろ。


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 4kmジュニヤダッシュに田中のぞみの姿は今年はない
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なを、女子の部だが泉州マラソンの優勝者は自動的にGCマラソンの招待選手になる。
 ここ2年は田中千洋だった。
 彼女は娘の「田中のぞみ」を連れてきた。

 4kmジュニヤダッシュに挑戦して2連覇という偉業をなしとげたのだが。
 今年の泉州マラソンの優勝者はノーリツの猪野祐貴で、田中は2位であった。
 よって田中のぞみの参加は見込まれず三連覇は残念なことに見ることはなくなってしまった。
 とても楽しみにしていたのだが。
 なを男子はトーエネックの丸山祐樹である。

 また、もう一つの協賛マラソンである神戸マラソンは男子がTOYOTAの高橋健介、女子はノーリツの大内唯衣である。
 よって今年のゴールドコーストマラソンにはノーリツ勢が参戦することになるが、迎え撃つデフェンデイングチャンピオン吉田香織はどうだろうか?

 彼女はGCに来るのだろうか?




【 うすっぺらな遺伝子 


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