あの「QBハウス」がゴールドコーストにもオープンした。
日本で一度いったことがある。
三鷹の駅前にあった。
10年ほど前のことではあるが。
洗髪はしない。
代わりにエアーバキュームで切り毛を吸い取ってしまう。
頭を洗わないからカットだけ。
不要な油やクリームもつけないし、複雑なセットもしない。
ドライヤーでできる範囲のみ。
いわば、主にカットだけ。
水道設備が必要ないので、どこにでも出店できる。
だが、である。
ここオーストラリアの理容も水なしである。
カットするだけで、頭は洗わない。
よって帰ってくるとシャワーを浴びて身体についた毛を洗い落とすことになる。
もし頭を洗って欲しかったら美容院にいくことになる。
さらにいうと、水を使わないのでヒゲは剃ってくれない。
ヒゲを剃らないということはカミソリを使わないので、誰でも自由に床屋になれる。
開業に資格はいらない。
つまり、理容師という免許がないのである。
器用な人は何のキャリアもつまないで床屋を開業できる。
通常は「TAFE」という職業訓練学校があってそこで短い期間であるが、ヘアースタイルの基本を学んでから床屋になるが。
ということは、QBハウスの原点がここにあるということになるのだが。
でもQBハウスの絶対的特徴は、あのエアーウオッシャー(バキューム)を組み込んだシステムユニットであろう。
それがオーストラリアフェアーにも出店してきたのである。
でも名前は「QBハウス」ではない。
写真で見るとおり「JIT」である。
これ「just in time」である。
つまり、あのトヨタの「ジャストインタイム」、すなわち「看板システム」と同じスペル。
店の名前全体は「JIT STYLE CUTS」である。
この「QBハウス」を検索してみる。
『
QBハウスとは何か
通常、一般のサロンで行うシャンプーやブロー・シェービング等、お客様ご自身で出来ることはサービスに含まず、お客様が出来ないこと『カット』のみに特化したサービスを提供するヘアカット専門店です。
お客様のカットに要する時間は、約10分。
価格は、1,000円(税込)にて提供いたしております。
』
JITは「10ドル」。
為替の問題もあるが、ほぼ同値段。
日本で「100円ショップ」のものは、こちらでは「2ドル80セント」になる。
これは日本からの輸送賃が入るから致し方無い。
床屋はだいたい20ドルから25ドル。
今度いったときに入ってみようと思っている。
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その後
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行ってきた。
正面のは他に横に2台あって計4台である。
理容師二十代半ばの女性と青年だった。
おそらく中国人。
もちろん日本語は通じない。
ということは経営者は中国人だということだろう。
最近はやっているのがマッサージ。
どこのショッピングセンターにもある。
経営者はほとんどが中国人。
このQBハウスもその系統かもしれない。
あっという間にやってくれた。
もちろんカットだけだが。
これ結構流行るのではないだろうか。
頭を洗わないという文化が染み付いている国であるから抵抗はないだろう。
私は青年だったが、隣の女性の客は途中で終了とともに入れ替わったので二人。
その二人とも、オーストラリア人のオッチャンであった。
【 うすっぺらな遺伝子 】
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